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支付宝がドローンによる農薬散布サービスを開始。農民向けの市場にもモバイル決済が浸透。

中国最大のモバイル決済プラットフォームである支付宝(Alipay)はそのサービス領域を日に日に拡大している。店頭での代金支払い、各種チケットの購入、税金納付などのサービスは既に日常的に利用されるようになった。そんな中、今回支付宝が開始したちょっと変わったサービスが話題になっている。

支付宝が新たに開始したサービスは農民ユーザー向けのドローンによる農薬散布だ。このサービスは商用ドローンの開発で有名な広州極飛科技(XAIRCRAFT)傘下の極飛農業によって提供されている。ユーザーは支付宝の専用ページから地域、作物種類、散布面積、作業時間、連絡先情報などを入力し、100元の手付け金を支払えば、ドローン農薬散布サービスの予約が完了する。

現在、このサービスは江蘇省、安徽省、江西省、河南省、湖北省、湖南省、広西チワン族自治区、新疆ウイグル自治区の8つの省と自治区で提供されている。農薬散布に対応している作物は稲、小麦、綿花、トウモロコシ、ひまわりなどがある。

ドローン農薬散布のオンライン予約という一見ニッチに見えるこの新たなサービスは、中国のIT産業やロボット産業が、人口の半数近くを占める農民の間にも浸透し、新たな市場を開拓しつつあることを象徴している。

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